平戸市の崎方公園内には「三浦按針墓地」と命名された区画があり、2017年に開始された発掘調査とDNA鑑定の結果、今年の4月になって、そこに葬られていたのが本当に三浦按針である可能性が高まった。
科学鑑定によると、骨の主が死亡したのは1590年から1620年の間。DNAの塩基配列は日本人にはなく、北・西ヨーロッパ人に多い「ハプロタイプH1」。この期間に平戸で死亡した西洋人は三浦按針を含めて10人いるため、まだ確定とはいかないが、平戸市は決定的な証拠を得るため、按針の親族の子孫を求めて情報収集中とのこと。見つかることを期待したい。